マウスやキーボード、デスクチェアなど人間工学を取り入れたデザインのプロダクトが増えていますが、実際に使ってみるとどのくらい変わるのか、2年以上使ってみた感想をお伝えしたいと思います!
こんにちは、makotoです!
長時間キーボードを打ち続けていると肩が凝ったり手の筋肉が疲れて痙攣したりすることがあります。
私も一時期、小指が机に触れるのが痛すぎてマウスを持てないくらいになったことがありました…。リストレストを購入して治ったので良かったのですが。
疲労が蓄積すると肩こりで頭痛が引き起こされたり、手を酷使しすぎて腱鞘炎になってしまったりするので、より作業しやすいデバイスを選びたい…。
そこで以前から注目していたのが、エルゴノミックキーボードです!
人間工学設計のキーボードという意味で、指の位置を考えてキーが配置されていたり、長時間作業しても疲れにくい形に作られていたりします。
私はマウスとセットで購入しましたが、今回はマイクロソフトのエルゴノミックキーボードを紹介したいと思います!
Sculpt Ergonomic Keyboard
スカルプエルゴノミックキーボードはマイクロソフトの製品で、家庭用はマウスとセットで売られていますが、法人向けにキーボード単体でも販売されています。
法人向けと言っても、あくまで商品展開の話なので Amazon とかで普通に売っています。
テンキーは独立していて、本体のほうが単3電池2本、テンキーがコイン電池で動きます。
2年以上使っていますが、付属の電池を入れてから一度も電池交換したことがないので省エネみたいです。
サイズ・高さ
幅 40cm × 奥行 20cm × 高さ 5cm ほど。A4 を縦に 1.3 倍したくらいの大きさです。
普通のキーボードと比べると明らかに大きい気がします。
テンキーが独立しているので横幅は普通サイズで収まっていますが、奥行きというか縦幅は結構あります。
高さ 5cm はマグネットで取り付けることができる足をつけた場合の高さを測っています。高さ調整機能はついていないので、足を取り付けるか外すかの二択になります。
ちなみに、後継機種ではテンキーと一体になっている後継機種も販売されていました。
マイクロソフト公式ストアではなぜかラインナップから外されてしまい、購入できませんが…。
接続方法・セットアップ
Sculpt Ergonomic Desktop (マウスとセット) の場合は USB レシーバがついており、これを PC に挿しておくとキーボード本体、テンキー、マウスがすべてこの一つのレシーバで接続される仕組みになっています。
挿してすぐ使えるので、ドライバのインストールも不要なようです。
Sculpt Ergonomic Keyboardの良いところ
疲れを軽減できる
人間工学設計のキーボードの最大のメリットとして語られる「作業効率性アップ」や「疲労減少効果」はあるのかというと…。
長時間タイプングしていても肩こりや手の痺れなどで疲れた!と感じたことはありません。
その理由は形状にあって、キーボード本体の一番手前の部分がアームレストになっているからです。
このアームレストは足をつけた状態で最も高くなるように設計されていて、そこから奥に向かって傾斜がつけられています。
そのため、タイピングするときに手首を曲げる必要がなく、指を持ち上げる力を軽減することができるので、疲れにくいのだと考えられます。
テンキーが独立している
テンキーの分、幅が抑えられるのでマウスの可動領域が増えて作業はしやすいです。
数字を頻繁に入力するときだけテンキーを持ってくればいいので、テンキー独立型も結構ありかなと思いました。
ファンクションの切り替えが物理スイッチ
Sculpt Erogonomic Keyboard でもファンクションキーで音量調整や再生/一時停止などが設定できるように割り振られています。
Fn キーを押して切り替えるキーボードも多いですが、このキーボードは右上のスイッチで切り替えられるようになっているんです。
視覚的にどちらの機能が有効になっているのか確認でき、Fn キーを押しながらファンクションキーを押す必要もないので意外と楽です。
左下の Fn キーと Ctrl キーを押し間違えることもないですし。
Sculpt Ergonomic Keyboardの気になるところ
アームレストの汚れを落としにくい
アームレストが付いているおかげで肩や手に負担がかからないのは嬉しいことなのですが、素材が布っぽいのでクッション性がある反面、汚れが溜まりやすくなっています。
濡らしたりゴシゴシこすったりすると凹んでしまいますし、表面が滑りにくい素材が故に簡単な拭き掃除では汚れを落とすことができません。
右端のキーがごちゃごちゃしている
右端の Enter や Delete, Insert, 矢印キーなどがほとんどスペースを開けずに配置されているので、右手の小指で押したときに間違って他のキーを押してしまうことがあります。
慣れるまでは Enter を押そうとして Delete や Insert を押すミスがよくありました。
ファンクションキーの押し心地が微妙
ファンクションキーはメンブレンキーよりも硬い押し心地で、結構しっかりと押し込まなければ反応しません。
しかし、押し込んだときに稀にひっかかってしまってボタンが戻らないこともあり、ちょっと微妙に感じました。
ボタンにすることで縦幅を抑えたのかもしれません。
最後に
基本的に左右で分離してキーが配置されているので慣れは必要だと思いますが、慣れてくると使いやすいキーボードだと思います。
右手で T を押すとか左手で Y を押すのは厳しいので、実質的に矯正されることになりますが…。
普通のキーボードを使ったときにキーの距離感が異なるので、複数の PC を使い分けていていつも同じ環境がいいという方には向かないかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!