従来より Amazon のレビューが不正に操作されていることが問題視されていましたが、どうやら正規品であっても安心して購入できない状況になっていることが判明してしまいました。
こんにちは、makotoです!
Amazon.co.jpといえば楽天市場を抜き去って、国内最大規模のEC市場として君臨しています。
2019年度のECサイトによる売り上げはAmazon.co.jpが約160億ドル(約1.7兆円)に対して、楽天市場は約8,000億円でした。(参考:楽天株式会社 第23期有価証券報告書、Amazon.com, Inc. 外国会社報告書)
それだけ大きな市場を抱えているAmazonですが、レビューの信頼性が度々問題になっています。
Ankerがレビュー操作を報告
そんな中で、小型電子機器を扱うAnker(本社:広東省深圳市)が5月13日にAmazonサイトで販売している自社製品のレビューが不正操作されていることを報告しました。(現在は公式サイトから消されています…なんで?)
よく見られるレビューの不正操作は、星5の評価を大量に付けることで製品をよく見せるというものですが、今回の事件は少し性質が異なっています。
Ankerによると、第三者による不正操作があったということなのです。
正規品にまで及ぶステマの影
今回の不正操作で報告された内容は、Ankerが販売している商品に星1の評価が大量に付けられ、Anker製品を悪く見せるというものでした。
これまでよく見られたライバル企業によるステルスマーケティングの形態が、自社製品の評価向上から他社製品の評価悪化に変化しているともとれます。
意図的に有名ブランドの評価が下げられ、無名ブランドやノーブランド品の評価が上げられてしまうと何をもとに評価すればよいのかがかなり怪しくなってきます。
(私自身そのためにブログを書いている面はありますが)
何はともあれ、有名ブランドの正規製品であってもレビューを信頼していいのかはきちんとした検証が必要になりそうです。
最後に
いよいよAmazonのレビューシステムの存在意義が分からなくなってきてしまいましたが、購入時は価格コムやブログなど様々なソースにあたって評価を確かめるべきだと思いました。
ステルスマーケティングによるサクラ・やらせレビューや偽物、品質の悪い製品の見分け方は別記事にしているので、よろしければご覧ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!