初めて砥石を買って包丁を研いでみたところ、おすすめできるほどの違いが見られたので、使った砥石や初心者でもできる研ぎ方を紹介したいと思います!
こんにちは、makotoです!
これまで包丁を研いだことはなかったのですが、コロナ禍で料理することが増えたことで、包丁の切れ味があまりにも悪いことに気付いてしまいました。
最初は包丁を買い替えようかとも思っていましたが、包丁自体はそれなりにいいものだったので研いで復活を狙ってみることに。
シャープナーではダメ?
一般的な家庭によくあるシャープナーは、包丁をその上でスライドするだけで切れ味を復活させることができるキッチン道具です。
我が家にもありましたが、実はこれが文字通り諸刃の剣だったようです。
シャープナーは一時的に切れ味を復活させるのに便利ですが、刃先を研ぐというよりは鋭くしているため、切れ味を長く持たせることができません。しかも、鋭くしたことで刃が欠けやすくなり、刃こぼれの原因となってしまうのです。
我が家でもシャープナーを使っていましたが、包丁の刃こぼれが深刻だったので砥石の購入に至りました。
砥石の選び方
砥石の用途や包丁の素材によって適切な砥石が異なってきますが、一般的な三徳包丁を研ぐことを前提にお伝えしていきます。
プロではないので、より正確な情報が知りたい方は専門店のサイトなども参考になさってください。
包丁の材質
包丁の材質には鋼(ハガネ)、ステンレス、セラミックなどがメインとして使われており、複数の材質を合成したモリブデンバナジウム鋼などもあります。
硬さを比較してみると、ステンレス < 鋼 <<< セラミックとなっており、材質が硬ければ硬いほど使う砥石も硬いものが合っていると言われています。
そのため、材質によってそれぞれ相性の良い砥石は変わりますが、特定の種類の砥石でないと研げないということはないようです。
ただし、セラミック製の包丁だけはめちゃめちゃ硬いので普通の砥石で研ぐことはできず、ダイヤモンド砥石が必要になります。
砥石の種類
砥石には、天然砥石と人造砥石(人工砥石)があります。
ざっくり表現すると、天然砥石は比較的柔らかく、研ぐのに時間はかかりますが丁寧な仕上がりになります。一方で、人造砥石は硬めであまり時間はかかりませんが、研ぐ力が強いことで包丁が傷つきやすいようです。
それぞれに長所・短所はありますが、素人の私には恐らく認識できない違いです。
これに加えて、セラミック製など非常に硬い材質の包丁を研いだり、面が崩れてしまった砥石を研いだりするときに使用するダイヤモンド砥石もあります。
粒度の違い
粒度というのは目の細かさの値です。
目が粗いものは荒砥、中くらいのものは中砥、細かいものは仕上砥と呼ばれています。
がっつり研ぐ必要があるときは目の粗いものを選び、研いだ面の綺麗さや滑らかさを求めるときは目の細かいものを選びます。
ただ、家庭で研ぐような場合は中砥が1個あれば十分です。
使用する砥石
今回購入したのは、Amazon売れ筋ランキング1位(カテゴリー:砥石)のシャプトン 刃の黒幕(中砥 #1000)です。
人気のある人造砥石で、初心者の私でも扱いやすい製品でした。
同メーカーからは様々な粒度の製品が販売されていますが、切れ味を復活させるという目的を第一に考えれば #1000 で十分な力を発揮してくれます。
また、刃の黒幕シリーズは砥石ケースがそのまま台として使えるのも便利です。
研ぎ方のイメージ
素人なのでより正確で詳しい情報はプロにお尋ねください
初めに、刃の黒幕を10分間程度、水に浸けておきます。
研ぎやすくするための準備ですが、人造砥石は水に長時間浸けすぎると割れてしまうので注意が必要です。
浸け終わったら取り出して研いでいきますが、このときに気を付けることは以下の三つです。
研ぐときの注意点
- 砥石の表面は濡らしておく
- 研ぐことで出てくる泥はそのままにする
- 刃が砥石に当たる角度を一定に保つ
包丁を右手に持ち、砥石に対して45°くらい斜めに保ちながら、刃先が浮かないように先端、中央、あごの部分をそれぞれ研いでいきます。
このとき、包丁の峰と砥石の間には10円玉が2枚入るくらいのスペースを空けるイメージで研ぐと、適切な角度になります。
研いだ結果
気になる研いだ結果はというと、実は一回目に研いだときは思ったよりも切れ味を実感できませんでした。
その理由は、単純に研ぐことに慣れておらず、十分に研げていなかったからです。刃こぼれは解消していたので改善はされましたが、研ぐときの刃先の角度がきつすぎてあまり切れやすくなかったのです。
その反省を踏まえた二回目は、かなり切れ味が良くなりました。
特に驚いたのは、肉を切ったときのことです。いつものこぎりのように前後にスライドさせながら切らなければなりませんでしたが、研いだ後は一度引くだけでスパッと切れるようになり、感動ものです。
最後に
初心者でもそれなりに切れ味を復活させることができるので、包丁が切れなくて困っている方はぜひ砥石で研いでみてください!
今回紹介した商品はこちらです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!