【レビュー】Keychronキーボードを2年使ってわかったこと

4.0
商品レビュー

ワイヤレスで利用できるコンパクトなメカニカルキーボードというと、代表的なものではPFU製のHappy Hacking Keyboard(HHKB)が知られていますが、なかなか高価ですね。

もう少し安価に購入できないかと類似商品を色々調べ、最終的にたどり着いたのがKeychronでした。

Keychronはどこの国の会社?

Keychronは2017年に設立されました。

現在は、拠点が香港にある企業 Ipegtop(HongKong)Technology Co., Limited が日本向けECサイトを運営しています。

その他、拠点がフランスにある企業(Siki Eagle Sarl)と香港にある企業(Cafganic Import and Export Trading Co., Ltd.)がKeychronの海外向けECサイトを運営しています。

2021年5月時点では、イギリスに本拠地を置く企業(Keychron Middle Bridge Ltd)が記載されていたようですが、2022年以降の利用規約から削除されています。

社名が変わっていたり拠点が移動していたりと運営状態が明確でないのがなんとも不安を残しますが、製品はForbesやCNNなど世界的なメディアに多数取り上げられていて、私の手元にもちゃんと届いて使えています。

Keychronキーボードのシリーズ

KeychronのキーボードにはKシリーズ、Qシリーズ、Vシリーズ、Sシリーズ、Cシリーズがあります。

QシリーズやVシリーズはソフトウェアで特定のプログラムを実行できるキーセットを設定する機能がついていたり、Cシリーズは有線接続だったりといった違いがあります。

普通に利用するキーボードはKシリーズです。

Kシリーズの種類

Kシリーズにもさまざまな数字がついていて、モデルごとにキー配列やキーの厚み、キーボードのバックライトの種類などが異なります。

公式サイトを見るとパーセンテージの記載がありますが、通常のキーボード配列(フルサイズ)と比べたときのキーボードの大きさを表しています。

そのため、パーセンテージの値が小さくなるほど、本体の大きさは小さくなります。

ただし、矢印キーやHomeキー、Deleteキーなどがコンパクトな配置になり、打ち間違いが増える可能性もあるため、好みは人それぞれです。

日本向けのJISキーボードと海外向けのUSキーボードが販売されていますが、JISキーボードの場合は以下の3タイプから選択になります。

モデル名大きさ特徴
K375%一番コンパクトで配列が変則的
薄型のメカニカルスイッチ
K5フルサイズ通常サイズで一番無難な配列
薄型のメカニカルスイッチ
K885%テンキーレス
通常のメカニカルスイッチ
JISキーボード

USキーボードでも日本語が打てないわけではありません。

Windowsの半角/全角キーやmacOSの英数・かなキーはありませんが、キーを割り当てることで日本語入力が可能になります。

Keychron K2レビュー

当時はまだJISキーボードがなかったため、USキーボードのKeychron K2を購入しました。

オプションが選択できますが、私が選んだのは赤軸、ホワイトバックライトです。

キーの押し心地

打鍵感はある程度欲しいものの、音は抑えたかったので赤軸を選びましたが、結論から言うと結構打鍵音がします。

青軸よりはスイッチの音はしませんが、キーがキーボード本体に当たる音(底打ちの音)が大きいです。

メカニカルキーボードなので、Oリングをつけて少し静音にしました。

また、スイッチの軽さ的にはFILCOの静音赤軸よりも軽いです。バネの反発力が少し弱いかもしれません。

キー配置の使用感

購入したのはUSキーボードなので、キー配列にあまり無理がなく思ったより使いやすいです。JISキーボードだと矢印キーが変則的になっています。

USキーボードは、JISキーボードよりもBackspaceキーが大きく、押し間違いがないというのもあります。

JISキーボードよりも右端のキーが少なく、記号の割り当てが大きく異なるため、購入するときは気をつけたほうがいいです。

普段はmacOSで使用していて、日本語入力にするときはcontrol+spaceで切り替えています。

Windowsでは使用していませんが、キーボードのスイッチを切り替えるとmacOS向け配列のoptionキーがwindowsキーに、commandキーがAltキーになります。

バッテリーの持ち具合

Keychron K2は、バッテリー+Bluetooth接続とケーブル接続が選べます。

バックライトを光らせる場合は電池消費が多くなるため、バッテリー持ちは悪くなりますが、バックライトをオフにすれば1週間は充電しなくても使える印象です。

ただ、バッテリーが切れたことはわかりにくく、結局ケーブルを挿して充電したままで使っていることが多いかもしれません。

一定時間以上キーを打っていないとスリープ状態になる機能がついていて、どれかのキーを押すと再度接続するようになっています。

電池消費を抑えられますが、Bluetooth接続が一旦切れるため、打ち始めて再度接続するまでのラグが少し気になります。

電池消費は少し増えますが、いつでもすぐに入力できるようにしておきたいときには、スリープ機能をオフにするのがおすすめです。

まとめ

HHKBよりも安価ですが、Keychronの品質は良いと思います。

赤軸を選択しましたが、思っているよりは音が大きく、キーの押し心地は軽かったです。

個人的にはバックライト機能は必要ありませんでしたが、オフにできるので気になりません。

通常のスイッチのものを使っていますが、ロープロファイル(薄型のメカニカルスイッチ)も気になりました!

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