4K有機ELテレビにパソコンをHDMI接続したら、画面がチカチカと点滅して非常に見づらい状態でした。
新品のテレビだったので初期不良?と思いながら調べてみた結果、どうやらパソコンの設定が原因だったようです。
使用していた製品
テレビ
4K有機ELディスプレイを搭載するテレビとしては格安のLG製テレビ。国内メーカーのテレビは2~3倍の値段なので今回は見送りました…。
スペック
- 解像度:4K(3840×2180)
- リフレッシュレート:120Hz
- ARC/eARC対応(一部のHDMIポート)
HDMIケーブル
スペック
- 対応する解像度:4K/60Hz、Full HD/240Hz
- バージョン:HDMI 2.0
- eARC対応(エンハンスド・オーディオ・リターン・チャンネル)
- HDR対応(ハイダイナミックレンジ / 輝度)
- 著作権保護技術(HDCP2.2、HDCP1.4)対応
ちらつき現象の発生
テレビのちらつきが発生するのはHDMIケーブルでパソコンから映像出力したときだけで、以下の場合には何も問題なく表示されていました。
- テレビ内蔵アプリの利用(YouTube、TVerなど)
- SwitchのHDMI接続
- スマホのHDMI接続
テレビのディスプレイは不具合なく映っており、他のデバイスを接続してみるとHDMIポートやHDMIケーブルにも以上はありません。
パソコンのGPU(NVIDIA RTX 4070)とパソコンをHDMIケーブルで接続したときだけ、ちらつきが発生しました。
仕様の確認
4Kテレビのリフレッシュレートは120Hzとなっていましたが、製品仕様を改めて確認してみると、HDMIポートによっては60Hzとなっていました。
また、HDMIケーブルは解像度が4Kの場合、60Hzが上限の製品でした。もし、4K/120Hzを利用したい場合は、以下のような製品でなければなりません。
HDMI接続と設定の変更
もともと120Hz対応のHDMIポートに接続していましたが、HDMIケーブルが対応していなかったため、60Hz対応のHDMIポートに挿し替えました。
また、パソコン側でテレビに出力する映像のリフレッシュレートを60Hzに設定しました。
テレビとケーブルの仕様を確認して正しく設定する必要がありそうです。
ちなみに、Windowsの設定で確認すると、テレビは可変リフレッシュレート非対応となっていました。
(HDMIケーブルが120Hzに対応していなくても、120Hz対応のHDMIポートに挿し込むとWindowsの設定から120Hzに設定できてしまいました。)
その他に確認していたこと
おそらくの原因が特定できるまで、その他にも調べた項目がいくつかありました。
GPUドライバ
Windowsのデバイスマネージャーを用いて、NVIDIAのドライバのバージョンが最新版であることを確認しました。
バージョンは最新でしたがうまく適用できていない可能性もあったため、一度アンインストールし、再インストールもしました。
HDR
テレビはHDRに対応していたのでWindowsの設定でHDRを有効にしていましたが、無効に切り替えてみました。
HDR認定が「見つかりません」となっていたため、正常に動作していないのではという疑惑がありましたが、HDRの設定にかかわらずちらつきは発生しました。