インクジェットプリンタを長い間使わずに置いていたら、いざというときに印刷できなくなっていました…
こんにちは、makoto です!
2011 年頃に購入したエプソンのプリンタ EP-704A(カラリオ)がある時期から印刷できなくなってしまい、今は単なるスキャナーに。
そのまま放置していましたが、プリントヘッドを掃除すれば印刷できるようになるのでは?と思い立って清掃してみることにしました。
しかし、問題は印刷できなくなってから少なくとも4年は経っているということ…。
インクが目詰まりした状態で完全に固まっていたら多少の洗浄では落ちそうにありません。復活したら奇跡という心持ちで洗浄してみたいと思います。
クリーニング液で洗浄!
放置しすぎてクリーニングできる望みは薄そうですが、数百円程度で買うことができるので試してみました。
購入したのはエプソンプリンタに対応しているクリーニング液です。
商品レビューでも成功と失敗が半々くらいだったので、目詰まりの程度で変わってくるのだと思います。
中にはクリーニング液のボトルとシリンジが入っています。
付属する説明書の通りに作業すればよいので詳しい内容は省きますが、大雑把に言うとシリンジで吸い上げたクリーニング液をプリントヘッドに流し込んだり吸い上げたりするだけです。
説明書にも書かれていますが、注意すべき点はシリンジを勢いよく押すと液体が飛び散ることがあることです。
インクを含んでいるため、服などに付着してしまうと落ちにくいので気を付けてください。
程度が軽度であれば、シリンジの押し引きを繰り返している間にインクが溶け出して目詰まりが解消されます。
ただ、我が家のプリンタにはさすがに歯が立ちませんでした…。まず、シリンジを引いたときにクリーニング液が戻ってこない…。
ちなみに、クリーニング液ではなく無水エタノールを使う方も割といるようです。
分解洗浄したかったけど…
クリーニング液程度ではなんともならないということで、いっそプリントヘッドを取り外して本格的に洗浄したい!と思いましたが、いざ蓋を開けてみるとどこがどうなっているのか、素人目には全然わかりません…。
キャノンのプリンタはプリントヘッドを簡単に外せるようですが、エプソンは分解が難しいとのこと。
分解洗浄すると本体が壊れる可能性があり、メーカー保証も効かなくなるのでおすすめできることではありませんが、EP-704A のサポート期間は既に終了。印刷機能も使えないので既に壊れているようなものです。
電子基盤を濡らして壊すか、濡れた状態で通電すると壊れてしまうということだと思うので、本体から取り外せないとしても洗浄くらいならできそうです。
お湯でインクを溶かす作戦
検索してみると、クリーニング液ではなく 50℃ くらいのぬるま湯で洗浄している方もいました。
物は試しということで、ぬるま湯を用意して先ほどのシリンジを使ってぬるま湯を通していきます。
ぬるま湯はプリンタにそのまま流れて行ってしまうので、プリントヘッドの下にキッチンペーパーを敷きながら作業しました。
先ほどノズルチェックで印刷したばかりなので大量のインクが溶け出してきましたが、もともと目詰まりを起こしているインクを取り除けなければ意味がありません…。
クリーニング液の効果を確かめるためのノズルチェックでしたが、後になってみればただの無駄に。先にぬるま湯で洗浄のほうが良かったですね。
何度もぬるま湯を通して色が出なくなったら、半日ほど乾燥させてノズルクリーニングとノズルチェックパターン印刷を行います。
結果は…やっぱりだめでした\(^o^)/
プリントヘッドの目詰まりの原因
純正インクを使わなかった
言わずと知れていますが、純正インクは結構高いです。EP-704A は6色インクでしたが、純正インクは互換インクの3倍くらいの値段です。
ただ、互換インクは純正インクに比べて目詰まりを起こしやすいといわれています。プリントヘッドの穴は非常に小さいので、インクの質が大きく関わってくるわけです。
互換インクを使う場合はきちんとメンテナンスを行う必要がありそうです。
長期間使わずに放置していた
ずっと印刷しないでいるとインクが固まってしまい、目詰まりを起こします。互換インクを使っているなら尚更です。
月一くらいで定期的に動かしてあげると良さそうです。テストページの印刷やノズルチェックでもいいと思います。
まとめ
長い間放置してしまうと、インクジェットプリンタは印刷できなくなってしまいます。特に、互換インクを使う場合は定期的に印刷して目詰まりを起こしにくくするような対策が必要そうです。
また、目詰まりが酷くなるとクリーニング液やぬるま湯での洗浄程度では解消できなくなります。おとなしくメーカーに修理依頼を出すか、リーズナブルなプリンタを買い替えるしかありません。
純正インクと同じくらいの価格で売られているプリンタもあるので、インクのコストを計算しつつ、メンテナンスをしながら長期間高いモデルを使うか、比較的短期間安いモデルを使って買い替えるかになりそうですね。
とりあえず我が家のインクジェットプリンタはお役御免となる予定です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!