MacBookのCPU温度を確認する方法

パソコン

パソコンの性能を最大限に引き出すためには、CPU の温度を上げすぎないように涼しい環境で作業した方が良いですが、そもそも CPU の温度ってどうやって表示すれば?と思ったので、簡単に確認する方法を調べました!

こんにちは、makotoです!

昔はデスクトップ PC で作業することが多かったのですが、最近 MacBook Pro が来てくれたので作業の半分はそっちで済ませています。

ただ、一つ心配なのが作業中に MacBook が熱々になってしまうんじゃないかということです。

以前 MacBook Air で重い作業をしたときはキーボードがほんのりあったかくなることがしばしば…。

MacBook Air も Pro も吸排気口がないので、ちょっと心配です。

排熱問題が取り沙汰された MacBook Pro 15インチモデル

最新の MacBook Pro 16 インチモデルはキーボードや ESC キーが変更されていて画面も大きくなった新しいモデルですが、一つ前の世代の 15 インチモデルは排熱周りで問題を抱えていました。

排熱がうまくいっていないことでサーマルスロットリング機能が働き、性能がダウンしてしまうという問題です。

最終的には Apple が公式に認めてソフトウェアアップデートにて対応するという結果になり、最新モデルではこの問題はクリアしていると言われています。

私が使っている MacBook Pro 15インチモデルはこの一つ前の世代 (2018) に当たり、しかも問題になっていた Intel Core i9-8950HK に CPU をアップグレードしたもの…。

まさに、サーマルスロットリングによるベンチマーク低下が指摘されたモデルでした。

重い作業をすることもあるので、やっぱり温度が気になります。

デフォルトで表示されるオプションがない

使用率などの CPU の稼働状況はアクティビティモニターを使えば確認できるのですが、CPU の温度は表示されていません。

調べてみると、アプリケーションを入れて対応している方が多いようなので、デフォルトで確認できるような設定はないようです。

コマンドラインで確認できる iStats

CPU 温度を可視化するアプリはいくつかありますが、簡単そうな iStats を入れてみました。

ターミナルを開いて、下記のコマンドを実行するとインストールできます。

$ sudo gem install iStats -n /usr/local/bin

と思ったのですが、インストールの途中でエラーに…。

makoto@makoto-MBP [23時30分09秒] [~] 
-> % sudo gem install iStats -n /usr/local/bin
Password:
Sorry, try again.
Password:
Sorry, try again.
Password:
Fetching sparkr-0.4.1.gem
Fetching iStats-1.6.1.gem
Fetching parseconfig-1.0.8.gem
Successfully installed parseconfig-1.0.8
Successfully installed sparkr-0.4.1
Building native extensions. This could take a while...
ERROR:  Error installing iStats:
	ERROR: Failed to build gem native extension.

    current directory: /Library/Ruby/Gems/2.6.0/gems/iStats-1.6.1/ext/osx_stats
/System/Library/Frameworks/Ruby.framework/Versions/2.6/usr/bin/ruby -I /System/Library/Frameworks/Ruby.framework/Versions/2.6/usr/lib/ruby/2.6.0 -r ./siteconf20200516-18282-xkn3g6.rb extconf.rb
mkmf.rb can't find header files for ruby at /System/Library/Frameworks/Ruby.framework/Versions/2.6/usr/lib/ruby/include/ruby.h

You might have to install separate package for the ruby development
environment, ruby-dev or ruby-devel for example.

extconf failed, exit code 1

Gem files will remain installed in /Library/Ruby/Gems/2.6.0/gems/iStats-1.6.1 for inspection.
Results logged to /Library/Ruby/Gems/2.6.0/extensions/universal-darwin-19/2.6.0/iStats-1.6.1/gem_make.out

めんどくさーい!となりながらもエラーメッセージを読むと、Ruby の環境がないとかなんとか。

しかし、ここで何も考えずにインストールして元のシステムを壊したらとっても面倒なことになりそうなのでググってみると、解決策が見つかりました。

$ sudo xcode-select --reset

上記のコマンドを実行してからインストールコマンドを実行したら無事に入りました。

どうやら macOS Catalina 10.15 にアップデートした後に、このようなエラーが出るようです。

iStats で温度を確認する

インストールもようやく終わったところで、温度を調べてみました。

makoto@makoto-MBP [23時35分32秒] [~] 
-> % iStats all
--- CPU Stats ---
CPU temp:               60.69°C     ▁▂▃▅▆▇

--- Fan Stats ---
Total fans in system:   2           
Fan 0 speed:            5355 RPM    ▁▂▃▅▆▇
Fan 1 speed:            4944 RPM    ▁▂▃▅▆▇

--- Battery Stats ---
Battery health:         unknown     
Cycle count:            69          ▁▂▃▅▆▇  6.9%
Max cycles:             1000        
Current charge:         2514 mAh    ▁▂▃▅▆▇  38%
Maximum charge:         6758 mAh    ▁▂▃▅▆▇  92.1%
Design capacity:        7336 mAh    
Battery temp:           36.09°C     

For more stats run `istats extra` and follow the instructions.

CPU の温度は 60℃ みたいです。

ちなみに、ターミナルではカラーで見えやすく表示されます。

重い作業をしていたので、ファンが全力回転です…。

よく見ると、さらに細かい内容を表示してくれるということなので、そちらも試してみました。

$ istats scan

一部が激アツなことになっているんですが、大丈夫なんでしょうか…汗

最後に

一応、サーマルスロットリングで性能が下がるほどには熱くなっていないことが確認できました!

とはいえ、パソコンは涼しい環境で動かしたいですね。

これからの季節、パソコンの排熱が辛くなるので電気代が気になりますが…。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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