ウォーターサーバーをクーリング・オフしてみた

person pouring water on white cup その他
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先日、ウォーターサーバーを申し込んだのですが、結局不要だったのでクーリング・オフしたという経験談です。

事の発端

平日の日中に、東◯ガスから電話がかかってきました。

その理由は、ガスの開通作業日を確認するため。引っ越しのために新居で開通作業をお願いしていました。

不審な電話ではありませんでしたが、そのついでという感じでウォーターサーバーが特典でついてくるという説明を受けました。

ウォーターサーバーの本体代は無料、不要になったときの撤去は丸3年契約したら無料、水の料金はガスとセットだと5%割引という話でした。

「無料特典で皆さま受け取られていますし、最初にボトル2本(24L)も無料でついてきます」ということで、まあいいかと最初は思っていました。

しかし、特典を受け取ることを承知した後に、水の料金は12Lボトル2本で約4,000円という説明を受け、ふと思ったのです。高い!と。

「500mlペットボトルに換算すると、1本あたり80円くらいになります」とは言うものの、家の中だったら100円くらいの2Lペットボトルで生活していたので、同じ24Lでも1,200円。

ウォーターサーバーを契約すれば、その3倍以上のコストがかかることになります。

確かに、温水や冷水が瞬時に使えるのはとても便利ですし、さして悪徳な商売をしているわけでもないので否定する意図はありませんが、純粋に私にとっては生活コストに見合わないと感じました。

契約書が届くのを待つことに

よく検討した結果、やはり不要かなと思いましたが、そもそもどのような契約になっているのかの詳細は、まだわかっていませんでした。

後日、契約書が送られてくるとのことでしたので、毎日ポストを確認。結局、契約書を受け取ったのは、電話で申し込みしてから10日後くらいでした。

契約内容を確認して、やはりコストに見合わないという判断になったので、クーリング・オフ制度を利用することにしました。

クーリング・オフの利用条件

クーリング・オフは訪問販売や電話勧誘販売などで、いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です。

警視庁. “クーリング・オフをご存じですか”. 2024-01-18, https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/higai/shoho/anote4.html, (参照2024-10-26).

今回は電話勧誘販売にあたるため、クーリング・オフ制度を利用できます。契約書の下部にも、クーリング・オフが利用できる旨が記載されていました。具体的に記載する内容に関する説明もありました。

ここで重要になるのは、クーリング・オフ制度が利用できるのは発送書面を受領してから(受領日も含めて)8日以内に申し込みの撤回を申し出る必要があるということです。

クーリング・オフしてみた

撤回の申し出を行う手段には郵便やメールがありますが、ここでコケると非常に面倒なことになりかねないため、申し出た記録が確実に残る簡易書留で書面を送付しました。

書面には以下のような内容を書いています。

タイトル契約解除通知書
文章下記に記載する日付の申込みは撤回し、または契約解除します。
必要事項契約年月日、製品名、撤回を申し出た日付、住所、氏名(ふりがな)、電話

クーリング・オフするときに記載が必要な項目は、契約書に書いてあります。

クーリング・オフした結果

私が書面を受け取ったのは金曜日の夜で、提出する書面が完成した頃には郵便局は開いていませんでした。

しかし、早く送らなければクーリング・オフ可能な期間を過ぎてしまいますし、それ以前にウォーターサーバーの到着予定日が迫っていたので、土日にも窓口が開いている「ゆうゆう窓口」を利用しました。

数日後、クーリング・オフの受付の連絡がメールで届き、無事に申し込みを撤回できました。

最後に

もし、電話で申し込んだとしても、書面を受け取るまではクーリング・オフ可能な期間が始まりません。考え直した結果、いらないとなれば申し込みを取り消せます。

「お得です」「皆さん利用してます」「特に損になることはありません」など、営業の文言は「まあいいか」という気持ちにさせてきますが、純粋にいらなかったら(書面を受領してから8日間までは)無条件に取り消せるクーリング・オフは強い味方だと感じました。

最近、さまざまな会社がウォーターサーバーの営業をしているので、それなりに儲かる事業なのでしょうね。

(無理やりな押し売りをしてこない限りは、ウォーターサーバーの事業者や営業の方々には否はないです。それが彼らの仕事ですから。)

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