DELL XPS 8920のGPU換装でグラフィック性能を上げることに成功しました!
こんにちは、makotoです!
DELL XPS 8920には元々NVIDIA GeForce GTX 1050 TiというGPUが搭載されていました。
GTX 1050 TiはGPUとしてはエントリーモデルという感じではありますが、1万円台で購入できるものとしてはコスパが良いと言われています。
そのため、画質を最高品質にするとかでなければ普通に遊べるのですが、少し負荷の高いゲームもやってみたいということでGPUを換装することにしました。
GPUの選び方
一般向けのGPUは開発元でNVIDIA GeForceとAMD Radeonシリーズに分けられます。今回はXPSに元々積まれていたものに合わせてNVIDIAにしました。
選んだのはNVIDIA GeForce RTX 2060です。
RTX 2060を選んだ理由は後で説明します。
型番の見方
NVIDIA GeForceシリーズのGPUはアルファベット+数字(+α)で型番がつけられています。
色々あるので全部紹介できないですが、近年のもので購入対象になるのは概ね種類がGTXかRTXのGPUです(GTXではなくGTは省電力らしい)。
RTXはレイトレーシング(Ray Tracing)に対応しているGPUで、ゲーム等が対応していれば反射光などを計算して綺麗な映像を出力できます。PS5はレイトレーシング対応らしいですね。
GTXはレイトレーシングには対応していません。
数字の部分は世代と性能が表示されており、数字が大きくなればパフォーマンスが向上します。また、性能を表す番号でエントリーモデル、ミドルレンジモデル、ハイエンドモデルが区別できます。
+αは無印かSUPERかTiとなり、チップの性能やVRAMの容量が大きくなることで無印<SUPER<Tiの順でパフォーマンスが向上します。
私が選んだRTX 2060はレイトレーシング対応のミドルレンジモデルです(たぶんレイトレーシング対応で最も安い)。
1050 Tiと比較してパフォーマンスがかなり向上し、レイトレーシングにお世話になる可能性も含めて選びました。
電源容量
GPUを換装する上で気を付けなければならないのは電源容量です。
GPUには補助電源が必要なものと不要なものがあります。元々搭載されていたGTX 1050 Tiは補助電源が要らないGPUでしたが、RTX 2060は必要な電力が増えるので補助電源が必要になります。
- GTX 1050 Ti: 75W(推奨電源容量 300W)
- RTX 2060: 160W(推奨電源容量 500W、8pinコネクタ)
PCの電源容量はCPUやメモリ、SDD、GPUなど各パーツに必要な電力の総和の2倍あれば十分だとされています。
XPS 8920の電源は仕様によれば460W APFCで、元の構成であれば200Wくらいだったので基準をクリアしています。
それがRTX 2060になると280Wくらいまで増えるので、ちょっとギリギリな感じです。そのため、これ以上スペックの高いGPUは選択できそうにありません。
ただ、XPS 8920の電源は460W APFCか460W Bronzeであるのに対して、GPUはGTX 1080 (180W) まで搭載する設計になっていたので、おそらく大丈夫であろうと思いながらポチりました…笑
(XPS 8920は電源交換可能らしい)
換装方法
GPU換装の手順は難しくありません。
まず、マザーボードのPCIeスロット (x16) に挿し込んであるGTX 1050 Tiの根本のストッパーを外側に押して外し、GPUを引き抜いて外します。
その後、同じスロットにRTX 2060を挿し込みます。結構頑丈なので割と強めの力で押すと、ストッパーがカチッとはまります。
XPS 8920の電源にはGPU用の8pinコネクタ(6pin+2pinの組み合わせ)もついているので、それを挿し込んだら終わりです。
ベンチマーク
参考までに3DMARKによるベンチマークを測定しました。
Intel Core i7-7700とGTX 1050 Tiの構成でTime Spyによる平均スコアは2525なので、かなり強化されました!
数か月使用していますが、心配された電力不足もなく動いています。
最後に
GPU増強記念に以前のスペックで諦めたNier:Automataを購入したらとても楽しかったです!笑
推奨:NVIDIA GTX 980以上の搭載。(by ポッド042)
ちなみに、任意のPC構成での概ねの電源容量は電源容量計算機で計算できます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!