パソコンを廃棄したり売却したりするとき、ハードディスク(HDD)の処理に気をつける必要があります。
中に入っているデータを確実に消去していないと、個人情報や写真・動画などの流出につながるかもしれないからです。
パソコンの処分方法
処分の方法はいくつか考えられます。
- ゴミとして処分する
- 中古ショップで売る
- メルカリやヤフオクなどで個人で売る
ゴミとして処分する場合でも、再利用される場合でも、ハードディスクの中身は消しておく必要があります。
処分をお店に任せる場合は、ハードディスクの消去をお店がやってくれる可能性もありますが、不安が残ります。
データ消去の方法
ハードディスクの消去は、単に中身を消すだけでは不十分です。
中身をゴミ箱に入れたり、フォーマット機能を使って消したりしても、実はデータ本体は消えていません。
データにアクセスするための「目次」が消されただけです。
そのため、データを完全に消すには、無意味なデータですべて上書きする必要があります。
専用ソフトが必要になりますが、無料で使えるものもあります。
私はアイ・オー・データ機器が公開している「DiskRefresher4 SE」を使いました。
開発元が不明のフリーソフトより、メーカーが公開しているソフトのほうが安心できます。ありがたいことに無料ですし。
物理破壊も可能だが…
業者では物理破壊でデータを読めなくする処理を施すことが多いです。
個人でも同様にドリルで穴を開ける方法はありますが、破片が飛び散ったり、ドリルの扱いそのものに慣れている必要があり、気軽にやるには危険と思われます。