2023年3月から三井住友銀行でOliveというサービスが開始されました。
OliveではiDを利用することができますが、Oliveアカウントを開設していて、かつ三井住友カードを持っている人はどちらのカードでもiDが使えるようになります。
しかし、実は三井住友カードとOliveで使えるiDには細かな違いがあるのです。
Oliveとは
三井住友銀行が2023年3月から提供を開始した、個人向けの金融サービスです。
Oliveアカウントを開設すると、銀行口座や保険、証券などをまとめて管理することができるという特徴があります！
また、Oliveのカード一枚で銀行のキャッシュカード、クレジットカード、デビットカード、ポイント支払い用カードとして使うことができます。
Oliveのカードを使って利用できる支払い方法をフレキシブルペイと呼んでいて、直訳すると「柔軟な支払い」になります。
アプリで支払いモードを切り替えることで、クレジットカードやデビットカードなどいろいろな支払い方法に柔軟に対応できる、という意味ですね。
三井住友カードとの併用
三井住友カードを持っている人も、Oliveアカウントを開設することができます。
クレジットカード単体で発行している場合は、これまで使っていた三井住友カードとOliveフレキシブルペイカードを同時に持つことになります。
Oliveのフレキシブルペイカードはクレジットカードとして利用できるため、発行するときにはもう一度審査を受けることになりますが、家計に変化がなければ問題なく通るでしょう。
iDの使い方の違い
三井住友カードもOliveのフレキシブルペイカードも、どちらも同じクレジットカードとして使うことができますが、iDの支払い方法だけ少し異なります。
三井住友カードでiD支払いをするときには、クレジットカードの支払いになります。
つまり、銀行口座から翌月に引き落とされるということです。
OliveのフレキシブルペイカードでiD支払いをするときには、デビットモードでの支払いになります。
そのため、銀行口座から引き落とされるのは支払いを行ったときです。
ポイント還元
iDは独自のポイント制度を持っていません。iDの支払いで受けられるポイント還元は紐づけられた決済手段により異なります。
| 紐づけた決済手段 | 通常 | ポイントアップ対象店舗 |
|---|---|---|
| クレジットカード | 0.5% | 2.5% |
| デビットカード | 0.5% | 0.5% |
通常の店舗でiD支払いをするときには、0.5%還元になります。
ただし、ポイントアップ対象店舗でiD支払いをするときには、三井住友カードに紐づくiDのほうが還元率が高くなります。
まとめ
三井住友カードをクレジットカード単体で持っている場合は、Oliveのフレキシブルペイカードと同時に持つことができます。
どちらのカードでもiD支払いができますが、Oliveのフレキシブルペイに紐づけたときは、どの支払いモードを選択していても自動的にデビットでの支払いになります。
iDのみで支払うときに最大の還元率で利用するには、三井住友カードのiDを使ったほうが良いです。
ただし、Visaタッチ決済も利用できるなら、Oliveのフレキシブルペイのほうが還元率が高くなることがあります。
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