私なりに英語学習、主にリスニングとスピーキングを強化したいと色々苦労してきました。
AIの台頭によって英語を学ばなくてもいいんじゃないか論もありますが、かといって誰かと会話するときに毎回AIを介するのも不自然なので、英語力を高めたいという方向けにこれまでの失敗と成功を紹介したいと思います。
私の英語力
中学時代に過去形でつまずいてから英語力はかなり低く、高校入学時では学年で下から2番目の成績。その後多少の悪あがきをし、大学入学時に受けたTOEICは470点でした。
今は会社に入り、定期的にTOEIC(Web)とVersantを受けています。
TOEICの点数は少しずつ上がってきましたが、VersantはCEFRでA2+ということでまだまだ初心者レベル…。
リスニング、スピーキングのスキルはまだまだ低いだろうということで、いろいろな学習方法を試しています。
試してみた学習方法
1.シャドーイング
有名なアプリだと思いますが、TEDで公開されている動画を使って、1日1時間シャドーイングしました。
1時間の内訳は以下のとおりで、基本的に毎日これを繰り返します。
- 準備:知らない単語、録音を聞いて発音できていない部分を確認
- シャドーイング:1分の音声データを50回繰り返してシャドーイング
- 録音:翌日の確認用に録音
音声データは3~4日間同じものを使い、150~200回くらいは繰り返すことになります。
メリット
TEDでは音声とスクリプトが公開されているため、教材としては比較的使いやすいと思います。
無料で利用できますし、多数の動画が上がっているので教材がなくなるという心配もありません。
デメリット
1分の動画はないため、一つの動画を分割して使うことになるのですが、その部分だけを繰り返すことはできないため、取り組み上の操作が面倒です。
また、良くも悪くもいろんなテーマでいろんな地域の人のスピーチが含まれるので、難易度がまちまちです。
感想
1時間シャドーイングすると信じられないくらい頭を使うため、ほぼ放心状態になっていました。
1つの動画に2週間取り組み、発音の良し悪しはともかくネイティブスピードについていけるくらいの速さでシャドーイングできるようになり、聞き取れなかった音も多少なりわかるようになったので驚きました。
ただ、最低1時間は学習時間の確保が必要で、仕事の後に取り組む辛さもありました。続けられたら効果は高いと感じました。
2.オンライン英会話「レアジョブ」
シャドーイングと並行し、会社の制度を利用してレアジョブを使ってみました。
日常英会話コースで月8回、すなわち1週間で2回に各回25分間、講師の方と教材に沿って話すというものです。
メリット
理解度に応じて教材を選び、それに沿って進める方式のため、学習の仕方に迷うということはありません。
海外在住の講師の方と話すため、必然的に日本語が使えない環境で学べます。
デメリット
一言も英語を話すことができない場合は序盤の慣れが必要です(日本のサービスとはいえ、講師の方に日本語を話してもわかってもらえないため)。
また、時間・回数制限なく利用できるAI英会話と比べると、利用料金は高くなります。
感想
最初は緊張していましたが会話の型が決まっているため、慣れてくるとスムーズに受講できました。
英会話自体がスムーズでなくても、発音を練習したり用意された台本に沿って会話したりといった形で進められる点は安心できます。
3.AI英会話「Speak」
オンライン英会話の利用を終え、しばらくしてからAI英会話アプリのよく使われる英語表現について、会話形式で学んでいきます。同じ表現を使いながら、何度かストーリーに沿って英会話を繰り返し、その表現の使い方を覚えます。
与えられたストーリーに沿うものだけでなく、自由に英会話するモードもあります。AIが会話を返すだけでなく、より自然な英語で話すにはどう改善すべきかを示してくれます。
メリット
オンライン英会話(レアジョブ)では事前予約が必要でしたが、アプリであればいつでも自由に利用できるということで、気軽に使えます。
また、自由に英会話できるのもよいです。ChatGPTやGeminiなどで代用する手もありますが、これらのサービスではハルシネーションや自分の入力に引っ張られる傾向があるため、こういったサービスのほうが出力は安定している気がします。
デメリット
英語力の上昇を実感できる仕組みが少ないように感じます。
モチベーションを維持するために、Versantなど外部サービスを併用していく必要があるかもしれません。
感想
オンライン英会話ではないですが、実写の人間と対面で英会話するような体験が得られるため、オンライン英会話と同じ緊張感が作れます。
オンライン英会話では1回あたりの時間や回数制限などがありますが、AI英会話アプリは時間やタイミングに関係なく自由に使えるため、個人的には抵抗が減って良いかなと思いました。
4.AI英会話「SpeakBuddy」
今は、法人プランでSpeakBuddyを利用しています。
自由形式で英会話するモードはありません。
メリット
英会話のレベルをテストでき、そのレベルに応じたコースを選べるようになっています(強制されるわけではありません)。
いつでもテストは受けられるので、定期的に自分の英語力を試すこともできます。
デメリット
シャドーイングも一応提供されていますが、おまけのような形であまり役に立ちそうにはありません。
また、実写ではないのでリアリティという意味ではSpeakのほうが良かったです。
感想
簡易的ではありますが英語のレベル感が試せるのは、モチベーション維持に一役買ってくれます(といっても、一朝一夕に伸びるものではありませんが)。
発音や抑揚のチェックが度々入りますが、難易度が上がってくると “Native like” を得るのは難しいです。
【番外編】TOEIC攻略
大学4年の頃、TOEICの点数が必要になったので以下の本で勉強したことがありました。

当時は全く勉強せずに595点を取り、1ヶ月この本で特訓して受け直したら720点になっていたので、純粋に勉強ってすごいなと思いました。
(英語の理解力向上もありますが、TOEICの攻略という意味では手法的な話も含まれるので、純粋に英語力をつけるという意味合い以外も含まれます)
おわりに
最も効果が高いと感じたのはシャドーイングでしたが、適した動画を探したり1分ごと繰り返したりというのが面倒な上、非常に負荷が高いため、継続にはとても強い気持ちが必要だと思いました。きちんと能力を伸ばしたい場合は、きちんと時間を確保して勉強することは避けられません…。
私はまずは継続したいと思っているので、AI英会話アプリを利用する方針でいます。オンライン英会話も悪くないですが、回数が少ないとあまりスキルアップにならないのと、時間を自由に確保しにくいというのが個人的な課題です。
シャドーイングのサービスとしてはシャドテンもいいなと思っていますが、月額2万円以上と結構高めです。また、発音強化としてはBoldVoiceが気になっています。
まだまだ勉強中ですが、同じように英語勉強に取り組んでいる方と一緒に頑張っていけると嬉しいです。
